今妊娠5ヶ月に入ったところです。
胎動の位置ってどの辺りで感じるの?どんな感じ?
妊娠の週数や赤ちゃんの状態によって位置も感じ方も変わってくるんですよ。

こんにちは。

2児の母をしているAyumiです。

妊娠して、胎動を感じるのが待ちきれない妊婦さんは多いですね。

私自身、2回の妊娠・出産を経験していますが、初期は赤ちゃんの無事を確認できるのがエコーだけですし、早く胎動を感じたい!!と思っていました。

さらに、一人目の妊娠で逆子も経験したので、胎動の位置の変化や感じ方に敏感になっていた記憶があります。

私の場合、逆子が治ったと思ったらまた逆子になり・・・というのを2回ほど経験したので、とくに胎動の位置が上の方から低いところに変わったりするとまた戻ったのではないかと心配になったこともありました。

 

胎動は、妊娠5ヶ月に入る16週頃〜22週の間に感じ始めます。

とくに妊娠20週頃、ちょうど妊娠6ヶ月に入る頃に感じ始める方が多いのです。

経産婦さんの場合、まれに15週頃に感じたという方もいらっしゃいます。

胎動を感じるまでは、産院のエコーで確認するだけですが、胎動を感じ始めると赤ちゃんが動いているのを、しっかり感じることができてより愛おしくなります。

しかし、待っても待っても胎動を感じない!

胎動ってどんな感じなの?とはじめての妊娠だと、どんな感じなのかわかりづらいですよね。

私も、胎動ってお腹の中でドンドン蹴られるイメージを持っていて、心待ちにしていましたが、はじめて胎動を感じたときはそのイメージとは違い驚きました。

そして、週数が進んでくると

低いところで胎動を感じる!逆子!?

と心配になりますよね。

今回は

  • 胎動の位置と感じ方
  • 逆子の場合はどこで感じるのか
  • 性別によって胎動の感じ方が違うのか

これらについて、私の体験談も交えながらまとめていきますね。


目次

胎動の位置と感じ方は?

胎動の位置と感じ方は、妊娠の週数によって変わってきますので、初期・中期・後期に分けて説明していきますね。

妊娠初期(妊娠2ヶ月〜4ヶ月)の胎動の位置

早く胎動を感じたいの!
妊娠初期に感じる胎動の位置はどのあたりなの?
初期に胎動を感じる方は、ごくまれなのですが、下腹部・足の付け根・恥骨の辺り、かなり低いところで感じます。

妊娠初期の胎動の位置

 

子宮は、妊娠していない時の大きさが鶏の卵大で、徐々に大きくなっていって妊娠4ヶ月で子供の頭大になります。

子宮が子供の頭大になってくると、そろそろ胎動を感じてもいいんじゃないかと思ってしまいます。

しかし、赤ちゃんは10cmくらいなので、胎動を感じることはほとんどありません。

ただ経産婦さんだと、胎動がどんなものなのかわかっているということもあり、まれに4ヶ月の終わり頃(15週頃)に感じることもあります。

その場合に感じられる胎動の位置は、下腹部足の付け根恥骨の辺りという方が多いようです。

初期は、子宮もまだまだ小さいので、かなり低い位置で感じます。

ただ、腸の中でガスがコロコロと動いただけという場合もありますので、判別が難しいですね。

先輩ママ
初期の感じ方を知っておくと、初産婦さんでも気づける可能性はありますので、初期の感じ方も合わせてご覧ください。
初期の感じ方
はじめての妊娠で、胎動がどんな感じなのかわかりません。
教えてください。
実は胎動にはいろいろな感じ方があり、時期や状況によって感じ方が変わってくるんですよ。

妊娠初期の胎動はどんな感じ?

初期の頃の赤ちゃんは全長がほんの数センチで、お腹に振動を与えるほどではありません。

しかし、この頃の赤ちゃんは体全体を使って活発に動いているので、タイミングが合えば動いているところをエコーで見ることができますよ。

初期にに胎動を感じる人はまれですが、その体験をした人の話によると15週頃に、腸の中で空気が動くよう「ポコポコ」「プクプク」という感じがわかる方もいます。


15週だとポコポコという感じなんですね。

「ポコポコ」や「プクプク」と感じるときに赤ちゃんはお腹の中で何をしているのですか?
お腹の中では赤ちゃんが飛び上がったり、子宮の壁を蹴ったり、パンチや背伸びをしています。
想像するだけで、かわいいですよね。

そして回数も一日数回だったり、何日か置きにしか感じない人もいてさまざまです。

妊娠中期(5〜7ヶ月)

 

妊娠中期(5〜7ヶ月)の胎動の位置は?

5ヶ月に入る頃から胎動を感じる方が徐々に増えてきます。

週数によって、子宮の大きさがかなり変わってきますので、まずは、下の表をご覧ください。

妊娠中期の子宮の大きさ

この子宮の大きさの範囲で、赤ちゃんの向きによって

  • 足の付け根
  • 下腹部
  • おへそのあたり
  • 脇腹
  • お尻の方など

で胎動を感じるようになります。

そして同じ位置で胎動をよく感じる人もいれば、毎回違う位置で感じる人もいます。

 

私の場合、一人目のときは、毎回左足の付け根辺りに胎動を感じましたが、二人目のときは毎回違う場所でした。

この時期は子宮がそれほど大きくないため、同じ位置で感じることはよくあることです。

でも、初産婦さんにとっては同じ位置の胎動だとより気づきにくいですよね。

 

先輩ママ
中期の感じ方も、どんな感じなのか知っておくとより早く気づけますので、感じ方も合わせてご覧ください。
中期の感じ方

妊娠中期の胎動はどんな感じ?

中期になると、赤ちゃんもおよそ200〜1200g1)ほどになり、多くの人が胎動を感じることができます。

この頃の胎動は、初期の頃と同じ「ポコポコ」や「プクプク」と空気が移動するような感覚に加えて、中期後半になってくると「グニャグニャ」「グルンッ」と感じることが多いです。

このときの赤ちゃんの様子はどんな感じなの?
妊娠中期は手足を曲げ伸ばししていたり、体を回転させていたりします。

また、この時期の子宮は大人の頭くらいの大きさになり、胎児の聴覚機能もほぼ完成していることから、外界の音に反応するようになります。

そのため大きな音でびっくりしたときに「ビクッ」と胎動を感じることもありますよ。

この時期からたくさん話しかけてあげると、赤ちゃんも胎動で答えてくれます。

また手足の力もだんだん強くなってくるので、だんだん胎動も激しくなってきて、肋骨を激しく蹴られたりすると、思わず「痛い!」と言ってしまうときも。

そんなときはやさしく「とんとん」とお腹をさすると、当たる位置が変わって楽になることもあります。

赤ちゃんとのコミュニケーションにもオススメなので、ぜひやってみてくださいね。

では、妊娠後期について見ていきましょう。

妊娠後期(8ヶ月〜10ヶ月)

妊娠後期(8〜10ヶ月)の胎動の位置は?

後期に入ってくると、徐々に頭が下になり、赤ちゃんの位置も固定されてくるため、胎動も同じ位置に感じることが多くなります。
なるほど!だから中期以降、足を動かしているときは、上の方で胎動を感じ、しゃっくりなどは下の方や脇腹で感じるようになるんですね!

妊娠後期は、頭が下で足が上になって固定されてくるので、

  • みぞおち
  • 肋骨周辺

このあたりで感じることが多くなってきます。

ただし9ヶ月に入る32週前後くらいまでは、子宮内にまだ余裕があるため、赤ちゃんがグルンと回って向きが変わったりすることもあるので、胎動の位置が大きく変わることも・・・。

 

後期の感じ方

妊娠後期の胎動はどんな感じ?

後期になると、子宮の中で赤ちゃんも窮屈になってきます。

そのため人によっては「むにゅ~」と、お腹から手や足の形が見えるぐらいのときもあります。

また、8ヶ月頃までは逆子になることもあり、グルンと回るような動きをすることもあるので、動き方には注意しておきましょう。

さらに週数が進むと、赤ちゃんが子宮の中で動きにくくなり激しい胎動が減ってくる方が多いです。

そして出産前には赤ちゃんの頭が骨盤の中に入った形になるため、さらに胎動は減ります。

出産前に胎動が少なくなっても不安になる必要はありませんが、まったく感じなくなったり、不安なことがあれば病院に相談することをオススメします。

しかし、後期になっても、胎動が相変わらず激しいという方もいらっしゃるので、かなり個人差がありますね。

胎動が激しすぎて、夜中のトイレが増えるという方も・・・。

胎動を感じるのは嬉しいですが、赤ちゃんが大きくなってからも胎動が激しいと大変そうですね(^^;)

 

ここまで見てきた胎動の他に、「ピクッピクッ」規則的に胎動を感じるときがあります。
赤ちゃんがけいれんなどしていないか心配です。
このときの赤ちゃんはしゃっくりをしています。
長いときは30分近く続く場合もありますが、肺呼吸をする練習なので安心してください。

私も一人目のとき、会社のミーティング中に「ピクピク」と30分近く胎動を感じて嬉しい気持ちを持ちつつも、なかなか集中できなかった記憶があります。

しゃっくりの胎動は後期に感じることが多いですよ。

しゃっくりが多くて心配という方はこちらの記事もどうぞ
胎児のしゃっくりが多い!大丈夫なの?

 

ちなみに、逆子の場合は、胎動が反対になりますので、次の章で詳しく説明していきますね。

胎動が低い場合の原因は?

最近、胎動が低いところで感じるので心配です。
中期以降で、胎動が低い場には注意が必要です。

胎動が低い原因は以下の3つです。

  • 逆子
  • 低置胎盤・前置胎盤
  • 切迫早産

では、それぞれについて見てみましょう。

逆子

 

逆子の胎動の位置

妊娠中期に入ってくると、逆子(骨盤位)が気になるという方も多いと思います。

逆子の場合の胎動は、足が下になるので

  • 膀胱の辺り
  • 子宮口

で感じるという方が多いです。

さらに、子宮口から足が出てくるんじゃないかと心配になるほどの方もいらっしゃいます。

頭による圧迫

そして、胎動だけではなく、頭による圧迫を感じる場合もあります。

頭の圧迫は

  • みぞおち
  • 肋骨周辺

などに感じる方が多いです。


33週で、みぞおち辺りに頭、下の方で胎動があるんですね。

他にも胃の辺りに頭を感じるという方も多いですよ。

 

下の方で胎動があっても、逆子じゃない場合もあります。

このように、赤ちゃんによっては、逆子ではなくても下で胎動を感じる場合もあるので、自己判断での逆子体操は絶対にしないでくださいね。

逆子が心配な時は、必ずお医者さんに判断してもらいましょう。

逆子についてはこちらの記事もどうぞ
逆子は帝王切開?普通分娩も可能?リスクは?

 

低置胎盤・前置胎盤

低置胎盤・前置胎盤とは、胎盤が正常な位置より低い位置に付着した状態です。

低置胎盤は、胎盤が子宮口を覆っていない状態で、前置胎盤は胎盤が子宮口の一部またはすべてを覆っている場合のことです。2)

低置胎盤も前置胎盤も、胎盤が下の方にあるので、赤ちゃんが通常より下の方にいるため、胎動も下の方で感じることになります。

どちらの場合も、妊娠後期にお腹が大きくなってくると治ることがあります。

切迫早産

切迫早産

切迫早産とは、妊娠22週から36週6日の間に赤ちゃんが生まれてきてしまう危険性がある場合のことです。3)

臨月に入ると、子宮頸管の長さを測って、子宮頸管が短くなってくると出産が近いなどの判断をします。

正産期ではない時に子宮頸管が短くなり、子宮口が開いて赤ちゃんが出てきそうになる状態が切迫早産です。

子宮頸管が短くなると、赤ちゃんは下に降りてくるので、切迫早産になると胎動を下の方に感じることが多くなります。

正産期ではないのに、胎動が下の方に移動してきて心配・・・という場合は、一度受診してみましょう。

次の章では、気になる性別で感じ方が違うかどうかについてもまとめてみましたよ。

性別の違いで感じ方が違う?

男の子だと胎動が激しいって本当?
そうとは限りませんよ。

胎動が激しかったら「男の子かもね〜〜〜♪」とか、胎動がおとなしいなら「女の子かな〜」なんて話よく聞きますよね。

でも、これについては医学的根拠はないんです。

男の子でもおとなしいお子さんはいますし、女の子でもおてんばさんだったり・・・なんてことは珍しくないですよね。

実際に私の周りでも、胎動が激しいから男の子だと思い込んでいたら、実際は女の子だったり、その逆だったなんて話も聞いてことがあります。

胎動の激しさでの性別の判断は、あてにならないでしょう。

参考:
1)日本産婦人科学会「推定胎児体重と胎児発育曲線」 保健指導マニュアル
2)日本産婦人科学会専攻医教育プログラム 7 低置/前置胎盤の診断と管理
3)日本産婦人科学会 早産 切迫早産

まとめ

では、今回の記事についてまとめますね!
  • 初期の胎動は下腹部・足の付け根・恥骨の辺りで「ポコポコ」「プクプク」
  • 中期以降は 下腹部・足の付け根・恥骨・おへその辺り・脇腹・お尻の方で「グニャグニャ」「グルンッ」
  • 後期になると同じ位置での胎動が多くなる
  • 胎動を低い位置で感じる場合 
    • 逆子(骨盤位)
    • 低置胎盤・前置胎盤
    • 切迫早産
  • しゃっくりの胎動は「ピクッピクッ」と規則的
  • 胎動の感じ方で性別はわからない

 

私は一人目の妊娠中に最初は胎動とは気づかず、「食べ過ぎた?消化するのに腸がよく動いているのかな~。」と思っていました。

そのうち明らかに腸とは違う動きを感じて、やっと胎動だとわかりました。

当時育児日記をつけていましたが、「胎動はいつから感じましたか?」という項目は、はじめての胎動がいつだったか明確ではなく、迷って記入した記憶があります。

はじめての妊娠だとわからないことばかりで不安だと思いますが、しっかりと赤ちゃんと向き合えるチャンスです。

二人目だと残念ながら慌しく過ぎてしまいます。

そして、逆子や妊娠中の異常も胎動から気づくこともありますので、胎動を楽しみつつもいつもと違うなと思ったら、産院に相談してみてくださいね。

 



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